金田一洋次郎のIRチャンネル~ズバット分析!注目企業

証券アナリスト金田一洋次郎(株式会社KCR総研代表取締役)がアナリストレポートのラインナップから選んだ注目企業のトップにインタビュー、投資家が知りたいポイントをズバッと分析します。
アナリストレポート+動画レポートで分かりやすく企業の今をお伝えする「IRチャンネル」をお楽しみください!下記以降最新の動画はこちらでご覧ください。https://www.youtube.com/user/analystaction1

10月21日放送【株式会社丸順 齊藤社長】直撃インタビュー

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(株)丸順(3422 名証2部)
代表取締役社長 齊藤 浩 氏

配信日 2019-10-21

金田一洋次郎のまとめ

【金田一洋次郎の直撃インタビュー】
証券コード3422、名証2部上場 株式会丸順
代表取締役社長 齊藤 浩 氏(さいとう ひろし) さん

◯株式会社丸順は、岐阜県大垣市に本社を構える自動車用プレス部品の製造、金型の設計・製作の企業である。本田技研工業をメインに研究開発の段階から顧客のニーズに応え、エンジニアリング・生産と一貫生産体制を敷いている。

◯強みは、何といっても丸順の持つスーパーハイテン技術である。スーパーハイテン技術とは、超高張力鋼板を大型プレス機械で瞬時に成型し量産する技術である。丸順は、13年に亘る開発・試験の積み重ねで他社が追随できないオンリーワンの技術にまで昇華させている。

◯既存のホットスタンプ製法に比べてスーパーハイテン技術は、鋼板を加熱する必要がないため、生産性、環境、コスト等あらゆる面で優れている。但し、成形難易度は高く大型の設備投資が必要。メーカーからの引き合いも強く丸順は2019年11月2機目の3000tトランスファープレスを導入した。

◯丸順は、創業家に代わりプロパーの齊藤社長の手によって再建に成功。2017年プレス大手の東プレと資本業務提携し、順調にシナジー効果が表れている。ホンダ以外の販路の拡大に加えハイブリッド車やEVなど次世代環境自動車増加の時流に乗っている。

◯足元は、プレス業界全体において米中貿易摩擦の影響を受けているが受注は好調で、スマート工場の設備投資を加速。IOTをフル活用しており、高効率、高生産の最先端の戦略的工場を構築している。アルミ等の非鉄金属対応も進めており、EVバッテリーケースの重量問題を解決する開発などが注目される。

◯2022年度をエンドとする中長期5か年計画の達成には自信を持っている。売上高は600億円、営業利益率は9.5%、自己資本比率40%を目指している。

◯株主還元も積極的に行い増配を続けたいと考えており、IR活動も積極的に実施する方針である。

〇KCR総研の総合判断レーティングは、+2(BUY★★★★)とし、買いを推奨する。当面の目標株価を840円に設定する。

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