証券アナリスト金田一洋次郎(株式会社KCR総研代表取締役)がアナリストレポートのラインナップから選んだ注目企業のトップにインタビュー、投資家が知りたいポイントをズバッと分析します。
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配信日 2015-01-09
○株式会社ワコムはペンタブレット世界No.1企業であり、シェアは8割に及ぶグローバル&ファブレス企業である。
○ペンタブレット製品のラインナップであるブランド製品事業とスマートフォン・タブレット等の入力部品であるコンポーネント事業が2本の大きな柱。キーテクノロジーは強固に特許プロテクトされており、製品の約9割が海外売上である。
○上期決算は、ウクライナ情勢の緊迫化やコンポーネント事業における顧客サイドの量産開始の遅れ等から減収減益となった。外部環境の軟調を受けて中期経営計画の見直しを発表した。
〇ブランド事業は製品ラインからクラスタービジネスモデルへの転換を目指す。コンポーネント事業はアクティブESペン技術など新規技術の開発量産に注力し、グローバル人事制度の改革にも着手し、高度な投資を継続する基本方針である。
〇OSやハード機器に左右されないインクを自由に使えるWILL事業(Wacom Ink layer language)は、ペンタブレットの進化を劇的に変化させる可能性がある。デジタル文房具の時代における最先端の技術開発である。
○KCR総研では、総合判断レーティング+2(BUY)を継続。株主還元にも積極的な姿勢も高く評価しており、株価は底入れの兆しがあるとみている。
金田一 洋次郎
証券アナリスト(CMA)。
コンサルティング&リサーチのKCR総研代表取締役。
科学的分析と足を使った格付レポートに基づき企業IRの普及に注力。
個人投資家の育成、ベンチャー企業の支援活動も展開中。
金田 豊子
番組アシスタント
よこざわけいこナレータスクール卒業
リスナーの皆さんの視点にたって、楽しく分かりやすくを心がけてお伝えします。
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