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KCRビジネスジャーナル(アナリスト版) 2008年9月16日  第406号
株式会社KCR総研発行 
IPOレポートのポータルサイト http://www.ipo-channel.jp/
無料アナリストレポート読み放題    http://www.ir-channel.jp/
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目次

○金田一洋次郎のアナリスト日記
   「リーマン・ブラザーズの破綻が意味するもの」 

○KCR総研・市場新聞社共催 岩井証券協賛 IRイブニングセミナー
     
        「株式市場の潮流を探る!?」

 無料セミナー 株式講演会&企業IRフェア IN東京・大阪
        東京340名様・大阪100名様先着

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○ラジオNIKKEI第一 金田一洋次郎のIRチャンネル 
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   金田一洋次郎の証券アナリスト日記
   「リーマン・ブラザーズの破綻が意味するもの」   提供:KCR総研
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意外に早かった。米国大手金融機関の破綻である。この兆候は歓迎
すべきことである。市場は、目先の公的資金による救済がなされな
かったことで失望し暴落している。

しかし、いたずらに公的資金を投入していてはキリがない。米国
市場も自らが謳歌していた景気拡大がいかに大きな幻想であったか
にようやく気がついたのではないだろうか。

今回の暴落はこのままでは終わらない。膨張した信用の連鎖として
銀行をはじめ、まだ複数の金融機関が破綻の危機にさらされるはず
である。

しかし、かって日本が経験した大手証券の破綻という意味では、
リーマンのそれは、それを充分匹敵するに余るだろう。サブプライム
に端を発する金融危機は、金融工学が発展した英国など欧州の金融
機関も巻き込んで連鎖していくはずだ。

当面、明るいはずもない。金融破綻に景気後退である。日本も含め
世界同時に不況に突入していく。厳しい環境である。

と、同時にこの厳しい現実を乗り越えなければ次の明るい未来はやっ
てこない。資本市場とはそうした宿命の上に成り立っていると考えね
ばならない。資本主義の唯一消しがたい欠点ともいえるだろう。

私がこうした環境を歓迎すべきと言うのは、投資という観点からは
10年に1回とも言われる大きなチャンスがめぐってくる理由と、資本
主義が現実というリアルの世界の重要性を改めて認識する機会がやっ
てきているからである。

金融工学に基く仕組み債なる複雑な商品は、私自身も証券会社時代
に活用したことがあるが、実際のところ、リターンに基くリスクは
一体どこにいってしまうのかという素朴な疑問であった。

ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンとリスクに
見合ったリターンがあるというのが金融商品の基本であり、ハイリ
スク・ローリターンという商品は、少なくとも金融商品の組み合わ
せではあり得ないということを知っておくべきである。

リスク以上にリターンが大きく見えているとすれば、それは幻想で
あり、必ずリターンと同等のリスクに晒される時がやってくる。
それが、今回のサブプライム問題の根幹であろう。

欧米は金融先進国かもしれないが、行き過ぎた金融の発展は、実体
経済そのものを損なってしまっているのではないだろうか。先頃も
ある大手不動産新興企業の破綻で、資金調達に大手外資系企業の影
が見え隠れしていたが、かって一世を風靡していたMSCBなる商品も
外資系企業が持ち込んだものである。

リーマンもライブドアのニッポン放送争奪戦に大きく関与した外資
系企業であることは記憶に新しいところである。全てを否定するわ
けではないが、例えばああいった買収目的で資金を提供する金融機関
は、本当の意味で投資銀行の役割を果たしているといえるのだろうか。

しかも、既存の株主をないがしろにし、株価が下がっても上がっても
儲かるような仕組みの商品をである。それを受ける企業も企業かもし
れないが、投機的資金により、創造された時価総額を自社の本当の
実力と錯覚し、支持する株主、投資家も同罪であろう。

こうした、行為は、今後も繰り返されるかもしれない。しかし、行き
着く結果が、常に分ってくれば、安易に資金を運用する事で巨額の利
益を叩きだせる神話が崩壊していくのではないだろうか。

今回のリーマン破綻は、思ったより早く対処が進んでいる。それが
私の率直な感想だ。負の遺産も巨額であるが、米国は、我が国では
考えられないくらいのスピードで破綻の後始末をつけようとしている。
株はまだ下がるが、夜明けは近いと考えてよいだろう。
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KCR総研・市場新聞社共催 岩井証券協賛 IRイブニングセミナー
      「株式市場の潮流を探る」
  無料セミナー 株式講演会&企業IRフェア IN東京・大阪

(東京)9月30日 http://www.ir-channel.jp/event/tk080930.html 
(大阪)9月27日 http://www.ir-channel.jp/event/os080927.html
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2008年9月30日(火)東京にて、個人投資家の皆様を対象にしたIRイブニン
グセミナー「株式市場の潮流を読む」と題し「株式講演会&企業IRフェア
in 東京・大阪」を開催致します。アンケートにお答え頂いた皆様にはも
れなくクオカードを進呈するほか、1等5千円が当たる抽選会も実施します。
先着順です。席に限りがありますのでお申込みは今すぐがお勧めです!!

当日は、岩井証券イワイリサーチセンター長で証券アナリストの有沢正一
氏に「今後の市場を読む〜有望銘柄を探る」と題し基調講演を辞しします。

また、企業IRプレゼンテーションとして、「当社の現状と成長戦略」と題し、
1社目は、コンサルティング型アフィリエイト広告成長企業、バリューコ
マース株式会社(2491 東証マザーズ)代表取締役会長兼社長のブライアン・
ネルソン 氏より、2社目は、書画カメラ世界トップ企業、株式会社エルモ
社 (7773 ジャスダック) 代表取締役社長竹内 清 氏より成長戦略につい
て語って頂きます。

また、注目講演としてラジオ等でおなじみのKCR総研代表証券アナリスト
の金田一 洋次郎が「株探偵金田一の注目銘柄分析!」をお話しさせて頂
きます。

ご参加いただいた皆様には、KCR総研のアナリストレポートを1部1万円相
当を無料で進呈致します。またアンケートにお答え頂いた方全員にクオカ
ードを進呈。さらに講演の最後には、お楽しみ抽選会として、5千円(3本)
と3千円(7本)が当たる抽選会も実施します。

皆様お誘いあわせの上、是非ご参加くださ い。なお、会場の都合上定員
になり次第、募集を締め切らせていただきますので、 お早めにお申込く
ださい。参加先着順です。お申込みは下記より、今すぐ参加登録がお勧め
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■ ラジオNIKKEI第1 金田一洋次郎のIRチャンネル 
■ ズバット分析!注目企業〜オンデマンド配信のお知らせ
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ラジオNIKKEI 第1 毎月第1日曜日 08:30〜09:00
★オンデマンド配信が開始されましたのでどうぞお聞き下さい!
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●記者の目!ズバット!最前線!
市場新聞社メタボ北島こと北島デスクのコーナー 今月の注目銘柄は!?

〜突撃インタビューのコーナー〜

9月7日
■株式会社フルキャストテクノロジー(ジャスダック 証券コード:2458)

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貝塚社長

金田一洋次郎のまとめ
○技術者を中心にメーカーに派遣する特定派遣型企業。登録型と違い自社の
  正社員を派遣するため、専門的教育が施されており、企業の使用ニーズは強い。

○日雇い派遣など短期の派遣就労には逆風であるが、同社のように特定派遣
  に関しては、雇用も安定しており、法改正の影響は直接影響が少ないといえる。

○その他サービス業の市場平均値と比較して、効率性、安全性はずば抜けて
高い。その点は、買い安心感がある企業といえる。

○外国人採用を早くから手がけているのが強み。特に同社の研修教育による
日本語の話せる外国人エンジニアの活用ニーズは引き合いが活発となっている。

○今期は、親会社の不祥事を受け、体制を含め抜本的な刷新を図る。今期第
4Qに底入れの感があり、来期以降本格的な収益の回復が期待できる。
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KCRビジネスジャーナルは、原則毎週の発行を予定しております。本メールマガ
ジンは、株式会社KCR総研とお名刺を交換等させて頂いた下記の方々および当社
ウェブサイトにてメールマガジンの配信登録をされた皆様、当社主催のセミナ
ーにお申込みいただいた皆様にお送りしております。
★★主たる読者層★★
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■株式公開(IPO)企業のトップ、経営幹部
■ベンチャー企業のトップ、経営幹部
■ベンチャーキャピタリスト
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編集主幹 金田一 洋次郎(きんだいち ようじろう)
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