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IPO投資・中小型株投資を本気で考えるなら!
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KCRビジネスジャーナル 2006年01月30日号

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【ラジオNIKKEI第一好評放送中】全国890万世帯の個人投資家層へアピール

  『IRチャンネル〜金田一洋次郎のズバッと分析!注目企業〜』

○02月05日(日)午前8時30分〜午前9時00分(毎月第一日曜日放送)
○出演予定:株式会社テリロジー   (3356・JASDAQ ) 津吹 憲男 社長
       株式会社ハウスフリーダム(8996・Qボード) 小島 賢二 社長

★番組についての詳細は・・・ http://www.kcr-inc.com/radio.html まで

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目次

■東京IPOで毎月1回好評連載中! 〜本物の企業IRを考えるシリーズ〜
   「個人投資家にとっての企業IR」その10(全12回)
   株式会社KCR総研 代表取締役 金田一洋次郎
   (証券アナリスト・IRコンサルタント)

■本日のIPO・新興市場市況
  「日経・JQ、5営業日続伸。マザ・ヘラ、反落」

■本日の公開レポート
  【有料】
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■東京IPOで毎月1回好評連載中! 〜本物の企業IRを考えるシリーズ〜
   「個人投資家にとっての企業IR」その10(全12回)
   株式会社KCR総研 代表取締役 金田一洋次郎
   (証券アナリスト・IRコンサルタント)
 
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本物の企業IRを普及させるためには、個人投資家側からのアプローチも欠か
せない。本物の企業IR活動とは、企業が一方的に伝達する活動を示すのでは
なく、企業と投資家双方が相互に理解しあうコミュニケーション活動であるか
らである。それが示す効用は、企業の将来をも大きく変える活動であることは、
前回のコラムで述べたとおりである。

しかし、残念なことに企業サイドのIRに対する認識もさることながら、個人
投資家サイドの認識もまだまだ希薄であることは否めない事実である。個人投
資家にとってのIR活動とは、自らの投資収益率を高めることを最大の目的と
しつつも、自らの投資行動によって、投資している企業が成長し、社会に貢献
する企業となることが基本スタンスとなる。この点が、どちらも投資収益の最
大化を目指しながらもその行動が投機であるか、投資であるかの大きな差別要
因となる。前者は、株価を見、後者は会社を見て投資をしているのである。

前者の投機的投資家にとって、企業IR活動とは、単なるお化粧ぐらいにしか
考えてはいない。その企業が持つ本質よりも、市場での話題づくりや、株価的
な需給関係に重きが置かれる。無論、投資活動においても近視眼的で、短期の
値幅取りが最大の目的だ。従って、彼らの考えるIRとは、株価を押し上げる
ための単なる道具にすぎない。

後者の投資家的投資家にとってのIRとは、自らの投資戦略上欠かせない活動
である。企業が行うIRは、自らの投資活動を確認する鏡であり、経営者との
信頼関係を築く場であり、無論、投資パフォーマンスを最大限追及する場であ
る。その姿勢は、企業の成長からパフォーマンスを上げるという考え方で、長
期的かつ数倍のパフォーマンスを目指すところから投機的投資家と対極に位置
するところにある。

実は、我が国の個人投資家は、圧倒的に投機的投資家が多い。自分の投資して
いる企業が、実際のところどんな活動をし、どのように収益を上げているのか、
その企業の強みや弱みは何なのか、何も知らないままに株式投資を続けている
のである。その究極はディトレダーで、瞬時の情報把握と指先の速さがパフォ
ーマンスの明暗を分ける。市場は完全ではない。従って、やり方によってはこ
うした投資行動にも勝つ要素は、十分あると思われるものの、株式市場が本来
持つ意味から考えれば、婀娜花的存在といえるのではないだろうか。

残念なことに、こうした投機的投資家が多いことが、企業IRの本格的普及の
足かせになっていることは紛れもない事実である。企業のトップにIR活動の
重要性を説き、個人投資家向けのIRを進めるにあたって、「機関投資家向け
のIRには注力するが、個人投資家向けはちょっと」と二の足を踏む経営者は
非常に多い。

このような理由の多くに、個人投資家は、短期的で、ディトレ的であるという
イメージがある。また、個人投資家は投資についての理解が浅いというイメー
ジも定着している。世の中はフェアディスクロージャーの時代であり、もはや
一部のアナリストや機関投資家だけに情報を与えるということは許されない時
代となっている。情報を得る機会という意味においても同様だ。機関投資家や
一部アナリストだけに経営者が説明するという企業IRのあり方も大きく見直
されなければならない時代となっているのである。

本物の企業IRの普及には、個人投資家の一層の行動が必要だ。企業サイドが、
個人投資家に対する誤った認識を持っているとしたら、それを覆す努力が個人
投資家一人一人に求められているといえる。「目に見えないものに忠実である
ことは難しい」この言葉は、私が尊敬する国際弁護士中津晴弘先生が仰ったこ
とだ。そのために私は、顔の見える個人投資家を作る団体、NPO法人日本ラ
イフプラン協会(http://www.jlpi.jp)を立ち上げた(※)。同団体では「投
資と育成」を基本テーマに前述の機関投資家と個人投資家の企業IRにおけるギ
ャプを正し、健全な資本市場を育成することを目的としている。

ネット取引の拡大に伴い、委託売買に占める個人投資家のシェアは、40%近く
にまで及び、いまや、個人投資家は、市場の一大勢力になりつつある。ネット
取引の普及により機関投資家との定量的な情報ギャップは、大きく縮まった。
これからの個人投資家に求められるのは、経営者のビジョンや戦略を語る場で
ある企業IRミーティングなど定性的な情報機会が得られる場をより多く作るこ
とである。

定量情報は、インターネットの端末で知ることができるが、定性情報は、自ら
の足で稼ぐ情報であり、人と人が直接ふれあう場であることから、個人投資家
にも一定の品性と自覚が求められる。ネット社会が生み出した副産物としては、
匿名での書き込み記事がある。投資の世界において、代表的なのはヤフーの掲
示板であるが、私は、こうした書き込み記事を真剣に読んだことはないし、無
論、書き込んだこともないが、気にする経営者は、結構多い。仕事柄、特定企
業の書き込み記事にも目を配るが、大抵は中身がないものが多く時間の無駄で
ある。こうした匿名による無責任な発言は、投資の掲示としては、ふさわしく
ないと思うがいかがなものであろうか。少なくとも、匿名性を排除するか、管
理者は、今以上に企業の誹謗中傷をすみやかに削除するシステムの開発が求め
られよう。

先ごろ、代表例ともいえる「2ちゃんねる」中傷訴訟で、最高裁で管理者の敗
訴が確定した。個人投資家をここまで大きく育てたのもネットであれば、企業
との距離を遠ざけているのもネットといえる。本物の企業IRを普及させるため
には、これまで以上に個人、企業双方の信頼関係を築く歩み寄りの努力が必要
といえよう。

※2005年10月掲載。投資情報満載のメールマガジン「東京 IPOマガジン」のご
  登録は、同社ウェブサイトで。 http://www.tokyoipo.com/

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■本日のIPO・新興市場市況  提供:株式会社KCR総研
 
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「日経・JQ、5営業日続伸。マザ・ヘラ、反落」

(平成18年01月30日)==================================================
  ・日経平均株価        16,551.23円 (+ 90.55円)↑
  ・日経ジャスダック平均株価   2,794.04円(+ 16.22円)↑
  ・マザーズ指数        2,119.03 (- 30.39 )↓
  ・ヘラクレス指数         3,531.25 (- 55.68 )↓
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週明け30日の東京株式市場では、日経平均株価は5営業日続伸。終値は前週末
終値比90円55銭高の1万6,551円23銭 と、連日で昨年来高値を更新した。寄付
き段階で節目と見られた1万6,500円の大台も突破、約5年5ヵ月ぶりに1万6700
円台に乗せる場面も見られた。ただ、直近の急騰による高値警戒感からか後場
中頃から利益確定売りが優勢となり、この日の安値圏で取引を終えた。市場関
係者は「先週一週間で 1,100円上昇したこともあり、当然の一服。後場は海外
要因から様子見姿勢が強まった。材料としては明日のOPEC総会と米国FOMCの他、
週末には米国の雇用統計が控えている。ただ買い安心感の広がりから基調は強
く、先高期待からの押し目買い姿勢に変化はない」との見方。

日経ジャスダック平均株価は前日比16.22円高の 2,794.04円と5日続伸。午後
2時過ぎから日経平均株価が伸び悩んだことにつれ安する形で、ジャスダック
平均も上げ幅を縮めた。石川島汎用機サービス(9781)、ペイントハウス(1731)、
ユニバーサルソリューションシステムズ(3390)が値上げ率上位。半面、ファン
コミュニケーションズ(2461)、ゲンキー(2772)、プロデュース(6263)が安い。

ユニバーサルソリューションシステムズ(3390)
:http://www.jlpi.jp/analyst/report.cgi?code=3390
(JLPI会員のみ閲覧可)http://www.jlpi.jp/ipo/pdf/3390.pdf
ファンコミ(2461):http://www.kcr-inc.com/analyst/report.cgi?code=2461
プロデュー(6263):http://www.kcr-inc.com/analyst/report.cgi?code=6263

マザーズ指数は2,119.03と前日比30.39ポイント安、5営業日振りに反落とな
った。値上率では アルチザネットワークス(6778)、ウェブクルー(8767)、イ
ンターアクション(7725)が高い。値下率では14時から1時間の取引となったラ
イブドア(4753)が大幅反落、売買高は前週末からほぼ半減した。その他 ライ
ブドアマーケティング(4759)、ネクストジャパン(2409)が売られる。

ウェブクルー(8767) :http://www.jlpi.jp/analyst/report.cgi?code=8767
(JLPI会員のみ閲覧可)http://www.jlpi.jp/ipo/pdf/8767.pdf
ネクストJP(2409) :http://www.jlpi.jp/analyst/report.cgi?code=2409
(JLPI会員のみ閲覧可)http://www.jlpi.jp/ipo/pdf/2409.pdf

ヘラクレス指数は3,531.25と前日比55.68安、こちらもマザーズ同様5営業日
振りの反落となった。サンテック(6777)、ラ・パルレ(4357)、そして ネクス
トウェア(4814)が買われる一方、ターボリナックス(3777)、ケイブ(3760)、
クラビット(4347)が安い。

ターボリナ(3777) :http://www.jlpi.jp/analyst/report.cgi?code=3777
(JLPI会員のみ閲覧可)http://www.jlpi.jp/ipo/pdf/3777.pdf
ケイブ(3760)   :http://www.jlpi.jp/analyst/report.cgi?code=3760
(JLPI会員のみ閲覧可)http://www.jlpi.jp/ipo/pdf/3760.pdf

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弊社KCRホームページでは、リニューアルに伴いアナリストレポートを毎日
掲載しております。本日は新興3市場から有力IPO企業をピックアップした
「KCR-IPO-IRレポート」を1件、上場企業からは「KCR-ANALYST-IRレポート」
を1件、掲載しております。以下リンクにて御覧頂きます様何卒宜しくお願い
致します。

2006/01/30
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■株式会社クスリのアオキ(3398・東2)
医薬品や化粧品を中心としたドラッグストア事業
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治験を実施する医療機関の業務をサポートする治験事務局業務および治験コー
ディネーター業務
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