メールマガジン ・バックナンバー

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KCRビジネスジャーナル 2005年11月7日号 http://www.kcr-inc.com/
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目次

■ラジオNIKKEI「IRチャンネル〜金田一洋次郎のズバッと分析!注目企業」
   オンデマンド放送のお知らせ

■締め切り間近!お申込はお早めに!
   企業IRフェア in 大阪(KCR総研・松井証券共催)開催 【無料】

■いよいよ受付開始!
   企業IRフェア in 東京(KCR総研主催、ロイター・ジャパン協力) 【無料】

■松井証券マーケットプレゼンス連載!
   企業トップが語る現在・過去・未来
                  株式会社EMシステムズ (第2回/全3回)

■東京IPOで毎月1回好評連載中!
   〜投資を考えるシリーズ〜
   「本物の投資家になるために」その12(全12回)
   株式会社KCR総研 代表取締役 金田一洋次郎
   (証券アナリスト・IRコンサルタント)

■IRコンサルタントのつぶやき

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■ラジオNIKKEI「IRチャンネル〜金田一洋次郎のズバッと分析!注目企業」
   オンデマンド放送のお知らせ
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2005年11月6日(日)午前8時30分より、ラジオNIKKEI第1にて「IRチャンネル〜
金田一洋次郎のズバッと分析!注目企業」が放送されました。

ラジオNIKKEIのウェブサイトにて番組のオンデマンド放送が実施されておりま
す。リアルタイムでお聴きいただけなかった皆様は、是非下記アドレスよりア
クセスしてください。

http://market.radionikkei.jp/irchannel/

■ 締め切り間近!お申込はお早めに!
■ 企業IRフェア in 大阪(KCR総研・松井証券共催)開催 【無料】
■                  〜複数企業のIRをライブで一度に〜
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2005年11月12日(土)に大阪で、個人投資家の皆様を対象にした企業説明会
「企業IRフェア in 大阪(KCR総研・松井証券共催、NPO法人日本ライフプラン
協会協賛)」を開催します。

「全自動テレマーケティングシステム」や「GFポイントカードシステム」など
ユニークな通信サービスが話題の株式会社ジー・エフ(3751・マザーズ)代表
取締役社長 仲吉 昭治 氏、「不動産再生事業」「不動産サービス事業」を
展開するサンフロンティア不動産株式会社(8934・JASDAQ)代表取締役社長
堀口 智顕 氏、100円ショップを展開する株式会社ワッツ(2735・JASDAQ)代表
取締役社長 平岡 史生 氏が成長戦略についてプレゼンテーションを行います。

また、株式講演会として、ご好評頂いている当社代表で証券アナリストの金田一
洋次郎が経営トップ取材報告を行います。

ご参加いただいた皆様には、KCR総研の最新新興企業アナリストレポート
(3,000円相当)をもれなく差し上げます。

企業の生の声を直に聞く絶好の機会です。
皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。

なお、会場の都合上、定員になり次第、募集を締め切らせていただきますので、
お早めにお申込ください。

【企業IRフェア in 大阪】

日時 2005年11月12日(土)13:15〜16:50

会場 大阪国際ビル17F 国際カンファレンスプラザA-3
      〒541-0052 大阪市中央区安土町二丁目3番13号
      御堂筋線「本町」駅 3番または7番出口徒歩5分
      堺筋線「堺筋本町」駅 17番出口徒歩2分
      会場へのご案内
      http://www.kc-plaza.com/kc-plaza/map.html

※定員は108名となります。
※参加料は無料です。

詳細 および お申込は、こちらをご覧ください。
http://www.kcr-inc.com/seminar/051112.htm

■ いよいよ受付開始!
■ 企業IRフェア in 東京(KCR総研主催、ロイター・ジャパン協力) 【無料】
■                  〜複数企業のIRをライブで一度に〜
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2005年11月19日(土)に東京で、個人投資家の皆様を対象にした企業説明会
「企業IRフェア in 東京(KCR総研主催、ロイター・ジャパン協力)」
を開催します。

今回は調剤薬局システムのトップメーカー、株式会社EMシステムズ(4820・
東証2部)の國光浩三・代表取締役社長と、関西・関東地区を中心に「中小型
100円ショップ」店舗を展開する株式会社ワッツ(2735・JASDAQ)の平岡史生・
代表取締役社長の2人が登場いたします。

また、投資勉強会として、当社代表で証券アナリストの金田一 洋次郎が
「中小型株投資で勝つ投資勉強会〜経営トップ取材報告」と題してお話しする
ほか、当社主任研究員の藤田英輔が「IPO投資最新動向」についてお話します。

ご参加いただいた皆様には、KCR総研の最新新興企業アナリストレポート
(3,000円相当)をもれなく差し上げます。

企業の生の声を直に聞く絶好の機会です。
皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。

なお、会場の都合上、定員になり次第、募集を締め切らせていただきますので、
お早めにお申込ください。

【企業IRフェア in 東京】

日時 2005年11月7日(土)14:10〜17:00
会場 ロイター本社セミナールーム
    〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-13秀和神谷町ビル3階
    会場へのご案内
    http://202.234.129.209/kcr051119/map.html

※定員は120名となります。
※参加料は無料です。

詳細 および お申込は、こちらをご覧ください。
http://www.kcr-inc.com/

■ 企業トップが語る現在・過去・未来
■ 株式会社EMシステムズ (第2回/全3回)
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このコーナーでは、企業トップの方々からの熱いメッセージを、3週連続で
金曜日にお届けします。

『株式会社EMシステムズ(4820) 第2回:過去』
代表取締役社長 國光 浩三

松井証券マーケットプレゼンスをご覧の皆様こんにちは。株式会社EMシステム
ズの國光です。3回連載の第2回の今日は、EMシステムズの現在までの歩みにつ
いてお話しさせていただきます。

私がコンピューターシステムに関わりを持ったのは、父の経営する自動車販売
会社に勤めていた時のことです。コンピューターの導入により飛躍的に業務効
率が向上したことに衝撃を受けるとともに、これを大きなビジネスチャンスで
あると考え、昭和55年にセイコーエプソン社のメディカル部門の販売代理店を
始めたことがEMシステムズの原点です。

その後、エプソン社の医療事務機器からの撤退をうけ、独自のソフト開発、販
売を行う道を選びました。開発に際して難易度の高い病院用システムよりむし
ろ、調剤薬局向けシステムに将来を感じ、オフィスコンピューターが主流の当
時としては珍しい、パソコンで事務処理を行うシステムの提供を始めたのです。

現在でこそパソコン用ソフトウェアによる事務処理は当然のものとなっており
ますが、当初はそれほど需要の伸びというものは見られませんでした。しかし、
90年代中盤から起こったパソコン産業の技術革新と低価格化によりパソコンの
普及率が急伸し、当社への強力な追い風となりました。

よくバブル崩壊後の不況期を指し、「失われた10年」ということが言われます
が、当社はその時期にIT化の機運に乗り、大きな成長を遂げました。前回冒頭
でも述べました全国規模の販売網、サポートメンテナンスを行うコールセンタ
ー、高度の技術開発力、それぞれを強化したことで、永きにわたって業界トッ
プ企業であるための礎を、その10年で磐石たるものにした、そう自負しており
ます。

特に開発面では、医療業界のインターネット化の動きを先取りし、画像配信が
可能なシステムを短期間で開発するなど、技術力でも強みを見せてまいりまし
た。また、少数精鋭の中国人スタッフによる南京の開発チームも、日本の医療
システムをよく理解しており、現地法人設置から5年の期間を経て、非常に頼も
しい成長を見せております。

以上のように、非常にニッチな分野でありながらも、そこに事業を特化するこ
とにより、当社は同業他社のはるか先を行く、業界トップ企業の地位を名実と
もに獲得するにいたりました。今後は、そうした過去の取り組みの上に立ちな
がら、その実績に甘んずることなく、さらなる技術の向上と新たな事業の可能
性を追求することにより、医薬業界、ひいては社会の発展に貢献するため、邁
進してまいる所存です。

連載の最終回となる次回は、医薬業界の今後にも触れなら、EMシステムズの成長
戦略、将来像についてお話しさせていただきます。

〜株式会社EMシステムズからのご案内〜
2005年11月19日(土)にロイター・ジャパン本社セミナールームで開催される、
個人投資家の皆様を対象とした企業説明会「企業IRフェア(KCR総研主催、ロイ
ター・ジャパン協力)」で弊社代表取締役社長國光が今後の成長戦略を熱く語
ります。詳細は以下のサイトでご覧ください。
http://www.kcr-inc.com/
弊社の成長戦略をご理解いただく絶好の機会です。是非ご参加ください。

※松井証券マーケットプレゼンス(2005年11月4日発行)掲載。
投資情報満載のメールマガジン「松井証券マーケットプレゼンス」のご登録は、
同社ウェブサイトで。 http://www.matsui.co.jp/mailmag/

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■投資を考えるシリーズ
   「本物の投資家になるために」その12(全12回)
   株式会社KCR総研 代表取締役 金田一洋次郎
   (証券アナリスト・IRコンサルタント)
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あっという間に師走である。果たして、この1年間の皆さんの投資パフォーマ
ンスは、如何だったであろうか。個人投資家のいいところは、機関投資家と違
ってワンイヤールールに縛られないところだ。機関投資家の多くのファンドは、
1年の運用報告書によって、投資家に運用パフォーマンスを示さなければなら
ない。運用パフォーマンスの成果如何によって、次年度の資金運用を任される
のだから大変だ。

元来、企業経営というものも、1年間で締めくくれるものではない。大切な株
主の資金を預かっているのだから、きめ細かく開示をしていくのは極めて重要
な事だが、単年度の決算で企業を評価することなど絶対にできない。考えてみ
れば、企業分析をする際には、過去3期分なり、5期分の業績の推移をみて、そ
の企業がどのような考えと戦略をもって成長してきたのか見極めようとしてい
るが、いざ投資の段階になると、ほとんどの投資家が今期、もしくは来期の企
業業績で短期的に企業を選別しようとする。確かに、目先の企業業績を分析予
想することは、株式の売買タイミングを見極めるには重要な指標となるかもし
れないが、企業本来が持つ価値を見極めるためには、1期分の将来予想だけで
は不十分であることは、明白である。

現在の証券市場における情報が、こうしたワンイヤールールの元に成り立ち、
機関投資家寄りに構成されていることを賢明な個人投資家は気がつかねばなら
ない。だから機関投資家と同じように目先の企業業績に一喜一憂する必要は全
くない。むしろ、企業が発表する目先の悪い情報による株価の急落は、株数を
増やすチャンスと思えるぐらいの投資スタンスが肝要である。

私は、この1年間のコラムを通じて、本物の投資家になるための心構えとして、
ウォーレン・バフェットの投資手法を紹介しながら、現在にも通ずる企業分析
のあり方を個人投資家は取得すべきであると説いてきた。一方、バフェットが
生きてきた時代と今の時代を照らし合わせたとき、外部環境が違うことにも留
意すべきであるとも述べた。このことはすなわち、バフェット流の投資戦略を
基本としながらもプラスアフファの投資要素が極めて重要であるとの結論に達
している。

復習になるが、本物の投資家とは、株価ではなく企業を買うという視点で以っ
て、投下資本の最大化(ROIの最大化)を目的とし、その目的達成のために、
投資対象を綿密に調査し、その将来性を予測し、資本投下後も、投下した企業
を常時ウォッチし、あるときは積極的に経営者に語りかけ、株主として企業の
成長にアクティブに貢献することを実行する人物である。そして現在は、その
分析対象を絞り込む術として、成長著しいベンチャー企業に目をむけ、中小型
株投資に注力すべきである。また、その分析の手段として企業IRの重要性が
ある。特に、重要なファクターとして、企業の将来に向けての成長性を予測す
るのに、企業IRは欠かすことのできない活動である。企業IRとは、企業か
ら一方的に情報発信するワンウェイ的な活動ではなく、企業経営者と投資家が
双方向に積極的に語り合い、相互に信頼しあって、投資家サイドからも積極的
に企業の成長に結びつくヒントを投げかけるツーウェイの活動であることは先
述した。

投資対象を絞り込むための企業選別は、膨大な作業となるが、効率よく有望銘
柄を発見したいのなら、まずは企業IRが活発な企業に目を向けたらよい。そ
して、その企業のIRが本物なのかを見極める目を凝らすことだ。企業のIR
活動を通じてその企業の様々な特長が見えてくるはずだ。投資の最終決定まで
決して慌ててはいけない。投資の勉強という意味では企業IRの参加が最も効
率の良い勉強にもなるはずである。

1年間、本物の投資家像を私なりにイメージしてきたつもりだが、こうした本
物の投資家が日本にはまだ少ないというのが率直な気持ちである。投機ではな
く、本当の意味での投資が増えれば証券市場は、もっと効率化し代謝が進み、
日本はもっと強い国になれるはずである。本シリーズを終えるにあたって、読
者の皆さんの投資パフォーマンスが向上することを切に願いたい。

※2004年12月掲載。現在、東京IPOマガジンでは「本物の企業IRを考えるシリ
ーズ〜個人投資家にとっての企業IR〜」を連載中です。
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サイトで。 http://www.tokyoipo.com/

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■IRコンサルタントのつぶやき
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先週末、学生時代の友人と京都で久し振りに飲んだ。友人は東証1部上場に勤
務するサラリーマン。近年、世間をお騒がせしているあの某大手小売企業の社
員である。売場勤務から本社販売促進部を経て、現在は大阪支社で販売促進に
従事しているという。齢30を目前に仕事に対する意識は決して低くない。

そんな彼と資本市場について話していると、話がとんでもない方向に進んでい
った。なんと、自社のIRについてはおろか、現在の株価水準さえもよく知らな
いという。IR戦略は経営陣やそれを担当する部署に任せておけばいいのであっ
て、自社の株価やその推移などは自分が関わるところではないという考えらし
い。

これは極端な例かもしれないが、上場企業の経営者は、機関投資家や個人投資
家を相手にIR活動を行う前に、まずは自社の従業員にIRの重要性を認識させる
必要があるのではないかと考えた次第である。

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